スマホを使えば写真や動画が簡単に撮れますが、カメラを使えばスマホとは違う写真が撮れます。
しかも、ポケットに入るようなコンデジでも、すごい写真が撮れます。
近年、10万円を超える高級コンデジも多い為、敬遠されがちですが、比較的安価に入手可能な高級コンデジSONY製のRX100はコスパという点では最強で、写真(スチル)用途であれば、現在でも十分に通用します。
本記事では、スマホとは違う写真が撮りたい人、カメラを始めてみたい人、高級コンデジに興味がある人に向けて、RX100のメリットや割り切りが必要な項目についてご紹介します。
RX100ってどんなデジタルカメラ?
RX100M7まで発売されているSONY製高級コンデジシリーズの初代。
型番:DSC-RX100 ※発売2012年
1.0型(13.2×8.8mm)のセンサーを小型ボディーに搭載。
カールツァイス製Vario-Sonnar T*(F1.8-4.9)レンズを搭載し、28mm-100mmをカバー(35mm判換算)
新品での販売は流石に終了してしまっておりますが、筆者が買った時は、新品約4万と今思うと相当破格でした。
残念ながら、2021年に生産中止となってしまいましたが、在庫があればインターネットで購入可能ですし、中古であればかなりリーズナブルで購入可能になっております。
RX100最大のメリット
このカメラのメリットはたくさんあると思いますが、
「ポケットに入るコンデジとしては、画質が凄すぎる」一択だと思います。
購入当時、筆者は海外赴任中でした。出張も頻繁にあり、そんな状況でもこのサイズならバックに入れても邪魔にはなりません。なんならポケットに入るので、さっと出してそのままシャッターを切れます。
もちろん、画質を求めるならフルサイズカメラの方が上ですが、「デカい」&「重い」の理由(否定している訳ではないです。ケースバイケースです)で、出張といった状況では持ち出すのは難しいです。
なにより、海外でフルサイズのカメラのような「高そうなモノ」は盗難の標的にされがちです。
機動性重視だけど画質も妥協はしたくないという人は、このカメラの魅力に気付いてもらえると思います。
RX100のここが良い
大型1型センサー×光学3.6倍ズーム:画質劣化も少なく綺麗な写真が撮れる
RX100は光学3.6倍ズームのため、旅行や街でのスナップであれば、大抵の場合で活用できます。
また、望遠側で撮影しても画質劣化は少ないです。デジタルズーム搭載のスマホはこの部分が弱いです。
センサーもスマホよりも大きい1型センサーを搭載しています。センサーは大きいほど光を取り込むことができるので、綺麗な写真が撮れます。
センサーについてのより詳しい情報を知りたい方は、こちらが参考になります。
https://www.mapcamera.com/html/20181116_camera_mirrorless/mirrorless.html
レンズが明るい:暗い所でも綺麗な写真が撮れる
RX100には、広角側の開放F値はF1.8と明るいレンズを搭載しています。
その為、暗い場所での撮影しても描画は良いので、室内や夜でも十分に撮影できます。
また、コンデジと侮るなかれ、ボケ感もなかなかいい感じです。
余談ですが、筆者はカールツァイス製レンズが好きなので、カールツァイスレンズでオートフォカスが使えるという時点で、大きなメリットです。
RX100のここは割り切るべき
背面液晶は可動しない:自撮りには不向き
RX100M3以降は、背面液晶が180度可動して自撮りにも便利な機能が付いています。
https://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX100M3/feature_2.html
しかし、RX100は液晶は固定なので、自撮りしたい人にはマイナスポイントです。
Wi-Fi機能がついてない:スマホに転送できない
Wi-Fi機能も、後継機種には搭載されている機能ですが、初代RX100には付いていません。
マイナスポイントとしては、スマホと連動が出来ない為、写真をスマホに転送してSNSへそのまま投稿等が出来ない点です。
ただし、この部分は「Wi-Fi付きSDカード」という記録メディアに使うことで、間接的に解消は可能です。
実際に筆者も、東芝製の「Flash Air」を使っており、カメラからスマホへデータを転送しています。
※2024年時点で、「Flash Air」はAmazon等で購入は可能ですが、生産終了が発表されています。同等品は、LZeal Information Technology等の他のメーカーからも発売されています。
RX100で撮った写真の印象
RX100で撮った写真ですが、「素直な色で、サラサラしている」という印象です。
大半は「P」モードで、細かいことは気にせずにカメラ任せで撮影しています。
まとめ:ポケットに入るコンデジとしては、画質が凄すぎる
発売から10年過ぎてしまっておりますが、RX100は写真(スチル)用途として、2024年でも現役で使えます。
メリットと割り切りが必要な部分をまとめると、次のようになります。
メリット
- ポケットに入るコンデジとしては、画質が凄すぎる
- 大型1型センサー×光学3.6倍ズームにより、画質劣化も少なく綺麗な写真が撮れる
- レンズが明るいにより、暗い所でも綺麗な写真が撮れる
割り切るべき
- 背面液晶は可動しない為、自撮りには不向き
- Wi-Fi機能がついてない為、スマホに転送できない ※但し、Wi-Fi付きSDカード等で代替え可能
スマホとは違った写真を撮りたい。小さいけどそこそこなカメラが欲しい。と言った人は検討してみてはいかがでしょうか。
流石に、今からRX100は買えないかもしれないので、現時点(2024年4月末)で購入できるのは、次の2種類となっております。金額的には結構します・・・。他メーカーでも1型センサー搭載モデルもあるので、調べて見てはいかがでしょうか。
- RX100VII(DSC-RX100M7/RX100M7G) ※7世代目
- RX100V(DSC-RX100M5A) ※5世代目
https://www.sony.jp/cyber-shot/gallery/
では、また!!
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